
九星気学の本命星と月命星とは?性格や相性との関係を紹介!


執筆者占らんど編集部
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九星気学九星気学は自然界を9つの星で表した占いですが、運勢や性格を見るときに特に重要なのが”本命星”と”月命星”です。
数多くの吉方位や凶方位が、本命星と月命星の影響を受けており、特に本命星は性格をも左右すると言われています。
この記事では本命星と月命星がどのようなものか解説した上で、本命星と月命星の関係や影響を解説します。
目次
九星気学の本命星とは?
本命星とは、生まれた”年”に、年盤の中宮に位置する星であり、九星のうち1つが当てはまります。
生まれてから変化することがありません。
本命とは自分自身のことであり、つまり本命星とは自分自身の本質を示す星を表します。
この本命星の影響によって自分自身性格や運などが大きく変わる、九星気学で最も大事な星です。
そのため、九星気学ではまずこの本命星を求め、その本命星から吉方位や凶方位を占います。
生まれた年の本命星は、以下の早見表を参考にしてください。
1つだけ注意しておきたいのが、九星気学で表す1年は旧暦だということです。
通常では1年の始まりは1月ですが、九星気学では2月の立春、2月4日を1年の始まりと考えます。
例えば、もしあなたが1996年の1月1日~2月3日生まれだとしたら、1995年生まれの九星を探すことになります。
本命星の一覧早見表
一白水星 | 二黒土星 | 三碧木星 | 四緑木星 | 五黄土星 | 六白金星 | 七赤金星 | 八白土星 | 九紫火星 |
昭和11 昭和20 昭和29 昭和38 昭和47 昭和56 平成2 平成11 平成20 平成29 |
昭和10 昭和19 昭和28 昭和37 昭和46 昭和55 昭和64 平成10 平成19 平成28 |
昭和9 昭和18 昭和27 昭和36 昭和45 昭和54 昭和63 平成9 平成18 平成27 |
昭和8 昭和17 昭和26 昭和35 昭和44 昭和53 昭和62 平成8 平成17 平成26 |
昭和7 昭和16 昭和25 昭和34 昭和43 昭和52 昭和61 平成7 平成16 平成25 |
昭和6 昭和15 昭和24 昭和33 昭和42 昭和51 昭和60 平成6 平成15 平成24 |
昭和5 昭和14 昭和23 昭和32 昭和41 昭和50 昭和59 平成5 平成14 平成23 令和2 |
昭和4 昭和13 昭和22 昭和31 昭和40 昭和49 昭和58 平成4 平成13 平成22 令和1 |
昭和3 昭和12 昭和21 昭和30 昭和39 昭和48 昭和57 平成3 平成12 平成21 平成30 |
九星気学の月命星とは?
次は”月命星”について見ていきましょう。
生まれた年で考える本命星に対して、月命星は生まれた”月”に月盤の中宮に位置する星を指し、こちらも本命星同様に、生まれてから変化することがありません。
本命星同様、あなた自身に深く関係する星ですが、主に肉体に作用する本命星に比べて、月命星は精神面への影響が大きくなります。
月命星は同じ誕生月でも本命星によって変わるため、まずは本命星を把握してから探しましょう。
以下の表で確認できます。
月命星の早見一覧表
生まれた日/本命星 | 一白水星 四緑木星 七赤金星 |
二黒土星 五黄土星 八白土星 |
三碧木星 六白金星 九紫火星 |
2月(2月4日~3月5日) | 八白土星 | 二黒土星 | 五黄土星 |
3月(3月6日~4月4日) | 七赤金星 | 一白水星 | 四緑木星 |
4月(4月5日~5月5日) | 六白金星 | 九紫火星 | 三碧木星 |
5月(5月6日~6月5日) | 五黄土星 | 八白土星 | 二黒土星 |
6月(6月6日~7月7日) | 四緑木星 | 七赤金星 | 一白水星 |
7月(7月8日~8月7日) | 三碧木星 | 六白金星 | 九紫火星 |
8月(8月8日~9月8日) | 二黒土星 | 五黄土星 | 八白土星 |
9月(9月8日~10月8日) | 一白水星 | 四緑木星 | 七赤金星 |
10月(10月9日~11月7日) | 九紫火星 | 三碧木星 | 六白金星 |
11月(11月8日~12月7日) | 八白土星 | 二黒土星 | 五黄土星 |
12月(12月8日~翌1月5日) | 七赤金星 | 一白水星 | 四緑木星 |
1月(翌1月6日~2月3日) | 六白金星 | 九紫火星 | 三碧木星 |
月命星の影響は一般に本命星と比べて弱いと言われていますが、実際は年齢によって異なります。
18歳までは月命星は本命星と同程度の影響力を持っています。
特に12歳までは本命星以上に影響力が大きいです。
これは九星気学では、18歳までに精神面の基盤が成長するため、年齢が小さくなればなるほど、精神に影響を及ぼす月命星の影響が大きくなると考えられるためです。
逆に18歳以降は年を経るにつれて月命星の影響は弱くなり、30歳を超えるとほぼ影響がなくなるとも言われています。
12歳までは月命星、12~18歳は本命星と月命星の両方、18歳以降は本命星を基準にして、占えばよいでしょう。
ただ、例外的に中学卒業時点で働いていたり、親から離れ自立している場合には、18歳以下でも月命星の影響は小さくなります。
要するに、月命星は社会的に自立していないときに影響が強くなると言うことです。
本命星、月命星の影響とは?
本命星と月命星はどのような影響があるのでしょうか?
本命星と月命星で吉方位と凶方位、運勢が決まる
吉方位や凶方位、運勢は本命星や月命星の位置の影響を、大きく受けています。
特に吉方位と毎年の運勢はその全てが本命星から算出されます。
一方の凶方位には、それぞれ本命星と月命星から導き出される”本命殺/本命的殺”、”月命殺/月命的殺”という方位があります。
本命殺は、方位盤で本命星が位置している方位で、本命的殺はその逆の方位。
月命殺/月命的殺も月命星から同じように導き出します。
4方位とも年盤、月盤、日盤の全てに存在しますが、影響力は年盤>月盤>日盤の順に大きくなっていきます。
基本的には年盤だけ見ておけばいいでしょう。
最大凶方と呼ばれる”五黄殺/暗剣殺”ほどの凶作用はありませんが、本命殺/月命殺は肉体や健康面、本命的殺/月命的殺は精神面に大きく影響を与えると言われています。
また月命殺、月命的殺よりも本命殺、本命殺の方が影響力は大きく、20歳をすぎたら本命殺、本命的殺だけ意識しておきましょう。
「同会」と「傾斜宮」について
先述したように月命星は、18歳までの若い時に多大な影響を及ぼしますが、それ以降は徐々に影響が弱まります。
影響が弱まるのなら、成人後は全く気にしないでいいように思えますが、そういうわけではありません。
確かに月命星そのものの動きは弱くなりますが、本命星と月命星から算出した”同会”と”傾斜宮”と言われる2つの星が成人後も大きな影響を及ぼします。
では、同会と傾斜宮とはそれぞれどのような星なのでしょうか?
まず、同会は、大人になって進むべき生き方を示してくれる星です。
本命星や月命星と同様に九星の中から選ばれます。
同会にゆかりのあるものは仕事運アップに関係すると言われており、例えば身の回りに同会を本命星に持つ人がいると、あなたの人脈の拡大や業績の向上などの効果があります。
一方の傾斜宮は、月命盤における本命星の位置のことで、自分でも気づいていない潜在意識や本心が推測可能です。
本命星から導き出される性格は外面のものなのに対し、傾斜宮からは深層心理の性格を理解することができます。
傾斜宮の一覧は以下のようになっており、それぞれ本命星と月命盤を使って導き出します。
傾斜宮 | 内面的性格 |
離宮傾斜 | 最も目立ち、知的な性格。カリスマ性があるが、暗い一面もある。 |
乾宮傾斜 | 頭脳明晰で広い視野を持つ。感じたことをストレートに表現するのが苦手。 |
巽宮傾斜 | 自由な発想ができて、人に尽くすことが大好き。物ごとに迷いがち。 |
震宮傾斜 | 鋭い閃きを持つアイデアマンで、チャレンジ精神が旺盛。有言不実行な一面あり。 |
坤宮傾斜 | 広い心を持ち、周りの人に尽くすのが生きがい。自信を喪失しがち。 |
艮宮傾斜 | プライドが高く、がんばり屋。身内を大事にする。威張った印象を与えてしまうこともあり。 |
兌宮傾斜 | 楽観的なムードメーカー、優しいが自分に甘い一面もあり。 |
坎宮傾斜 | 思慮深い性格で、信念を貫き通す。柔軟性もあるが、つかみどころがないと思われることも。 |
中宮傾斜 | 面倒見がよく、リーダーシップを発揮する。神経質な側面もある。 |
例えば、本命星が一白水星で月命星が五黄土星ならば、その人の傾斜宮は”坎宮傾斜”です。
坎宮傾斜は、何事も注意深く考える慎重な性格を表しており、外面的には一白水星の物腰柔らかを持ちながら、潜在的には非常に注意深い性格の人ということができます。
最大吉方について
同会、傾斜宮以外に、もう1つ月命星が関わってくるものが”最大吉方”です。
最大吉方とは、名前の通り最も効果の大きい吉方位のことです。
最大吉方は、本命星と月命星が双方とも吉方を指している方角。
ただし、最大吉方と暗剣殺と破(歳破・月破、日破)が重なった場合は凶方位になります。
最大吉方は毎月あるものではありませんが、見つかったときは是非その方位を活かしてみましょう。
思春期における影響
同会と傾斜宮以外にも、本命星と月命星は一致するかしないかで、思春期の人たちに大きな影響を与えます。
まず、本命星と月命星が違う場合、思春期では精神が不安定になりがちです。
というのも月命星と本命星が違うということは、肉体と精神が異なる性質で生まれてくることを意味するためです。
本命星と月命星が双方とも活発になる思春期の精神に、大きな影響を与えます。
一方、本命星と月命星が一致する場合は、そうでない人達と比べて気持ちが安定しやすいと言われています。
ただ、本命星と月命星が一致するのは81通り中、わずか9通りしかありません。
本命星、月命星と性格の関係は?
本命星と月命星は、ともに性格にも大きく関係してきます。
20代になると本命星の影響が強くなるので、20代以後は本命星と、先ほど説明した傾斜宮を参考にしましょう。
各九星の性格を簡潔にまとめてみましたので、自分の本命星に当てはまるものを見てください。
九星 | 性格 |
一白水星 | 一白水星柔和でコミュニケーション能力が高い。一方で人に心を許すのに時間がかかる。 |
二黒土星 | 温厚で粘り強く物事に取り組む一方、優柔不断になりがち。 |
三碧木星 | 決断力と行動力があるパワフルな性格だが、熱しやすく冷めやすい。 |
四緑木星 | 平和主義で人に尽くすが、八方美人な一面もある。 |
五黄土星 | リーダー気質で包容力がある一方、人から指図されるのを好まない。 |
六白金星 | 目的のために突き進む意志の強さとパワフルさを持つ一方、人に合わせるのが苦手。 |
七赤金星 | 明るく、周りを楽しませることが大好きな一方、深く考えずに行動する一面もある。 |
八白土星 | 慎重で正直、地道に物事に取り組む一方、頑固に見られがち。 |
九紫火星 | 情熱的で派手好き、カリスマがある一方、見栄っ張りな部分もある。 |
本命星と月命星から判断する相性の良し悪し
九星占いでは主に本命星を見ることによって、相性の良し悪しも判断できます。
相性一覧は以下のようになりますので、是非参考にしてください。
「◎」が相性が最高で、「◯」は良好、「△」が良くない相性を表してます。
一白水星 | 二黒土星 | 三碧木星 | 四緑木星 | 五黄土星 | 六白金星 | 七赤金星 | 八白土星 | 九紫火星 | |
一白水星 | ◯ | △ | ◎ | ◎ | △ | ◎ | ◎ | △ | △ |
二黒土星 | △ | ◯ | △ | △ | ◯ | ◎ | ◎ | ◯ | ◎ |
三碧木星 | ◎ | △ | ◯ | ◯ | △ | △ | △ | △ | ◎ |
四緑木星 | ◎ | △ | ◯ | ◯ | △ | △ | △ | ◯ | ◎ |
五黄土星 | △ | ◯ | △ | △ | ◯ | ◎ | ◎ | ◯ | ◎ |
六白金星 | ◎ | ◎ | △ | △ | ◎ | ◯ | ◯ | ◎ | △ |
七赤金星 | ◎ | ◎ | △ | △ | ◎ | ◯ | ◯ | ◎ | △ |
八白土星 | △ | ◯ | △ | ◯ | ◯ | ◎ | ◎ | ◯ | ◎ |
九紫火星 | △ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | △ | △ | ◎ | ◯ |
九星の相性占いは、普通は本命星だけで判断しますが、月命星や傾斜宮も考慮に入れることで更に的中率を上げられます。
日命星とは?
本命星と月命星ともう1つ、日命星がありますので、最後にこちらを解説していきます。
日命星はその名の通り、生まれた日から決まる星で、九星から選ばれます。
ただ、九星気学で日命星が重視されることはほとんどありません。
というのも日命星が影響を及ぼすのは、生まれてから6年程度であるためです。
ただ、日命星は表立っては影響がないものの、その人の隠れた本質を表しているとも言われているため、知っておいて損はありません。
九星気学は本命星と月命星を知るところから始めよう!
ここまで説明したように、本命星と月命星は知っておくと様々なことが分かる、九星気学の中でも最も基礎的な部分です。
特に本命星はそれだけで、性格や相性まですべてが分かります。
まずは本命星と月命星から把握し、そこから様々な運勢を見ていくといいでしょう。