
タロットカード『9:隠者(ハーミット)』の意味と解釈【恋愛/仕事/結婚】


執筆者占らんど編集部
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記事制作:ポップコーン株式会社
監修者占らんど
隠者(ハーミット)は、タロットカードの中で大アルカナに属するカードの1つです。
英語ではThe Hermitで、カード番号は9を示します。
タロットカードは、正位置や逆位置といったカードの向きで意味が異なることも特徴。
そこで今回の記事では、タロットカード隠者の絵柄の意味やカードに秘められているメッセージなどを詳しく紹介!
もちろん、今回ご紹介する隠者のカードも、正位置や逆位置によって解釈の仕方や意味が少し違います。
タロットカードの意味に悩んだ時、恋愛や結婚、仕事などの悩みをタロットカードで解決したい時などの参考にしてみてください。
タロットカード『隠者』は何を表している?
タロットカードで9番『隠者』は、上の写真のような絵柄です。
タロットカードの大アルカナは全部で22枚あり、それぞれのカードにナンバリングされていて順番が決まっています。
そもそも、大アルカナというのは、抽象的な意味のものを具現化する表現技法の寓意画(ぐういが)が描かれているカードのこと。
例えば、「清純」という抽象的な意味を「純白のドレス」に具現化することで表現するというものです。
隠者のタロットカードにもこのような寓意画が描かれています。
まずは、タロットカード隠者にどのようなものが描かれているか見ていきましょう。
『隠者』のタロットカードに描かれているもの
タロットカード隠者には、1人の老人が描かれています。
ローブに身を包んだ老人が杖を持って立ち、ランタンをかかげている様子。
隠者カードに描かれているもの
・孤独そうな老人1人
・放浪者っぽいフード付きローブ
・左側を向いている
孤独そうな老人は下を覗き込むように描かれています。
隠者という言葉に聞き覚えはないと思いますが、この言葉は「下界との交流を断って山野などに隠れ住む人」のこと。
仙人というとイメージしやすいですよね。
達観し、悟りの境地にいる仙人は、下界との交流を断っているとはいえ、心の闇を照らしながら、光を求める人々を救済しようと思っています。
つまり、このカードに描かれている隠者は、人々を助けようと下界を見ているところが描かれているということ。
また、隠者が持っているランタンの中の光は単なる炎ではなく、六芒星を表現していて、隠者が神聖の象徴であることも表現しています。
放浪や旅を連想させるフード付きローブは、タロットカード愚者(フール)との関連も暗示。
”今”旅人の若者が0番の愚者で、放浪を終えた老人が9番の隠者という解釈です。
隠者が左側を向いていることにも「過去」という意味が表現されています。
次は、タロットカード隠者に秘められたメッセージについて紹介していきますね。
『隠者』に秘められたメッセージ
タロットカード隠者には、スピリチュアルで高い精神が暗示されています。
隠者に秘められたメッセージ
・フード付きローブ→旅や放浪者のイメージ
・左向き→過去・心理に向き合うイメージ
・ランタン→賢人・先達として後継を照らすスピリチュアルなイメージ
旅を終え、内面や過去と向き合って、他を導こうとする孤高の人といった意味もあります。
また、達観している様子から、豊かな精神や精神力の高さなどを意味することも。
以上のことをまとめると、隠者に秘められたメッセージとは「あなたが経験した過去が未来を照らす光となる」ということ。
様々な苦悩を乗り越えてきたあなたには、たくさんの経験と知恵が蓄えられています。
あなたが問題に直面しても、この経験と知恵があなた自身を助ける道しるべとなってくれることを隠者のカードは暗示しています。
逆位置では、下界から離れたことによる孤独からの偏屈さや視野の狭さ、悲観的で陰気といった意味に転じることになります。
それでは、隠者が正位置/逆位置で出た時の意味を場面別に見ていきましょう。