
タロットカード『14:節制(テンパランス)』の意味と解釈【恋愛/仕事/結婚】


執筆者占らんど編集部
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記事制作:ポップコーン株式会社
監修者占らんど
タロットカード節制(テンパランス)は、大アルカナに属する14番目のカードです。
タロットカードには、あなたが抱える悩みを解決するためのメッセージが隠されています。
「新しい一歩を踏み出そうと思っているけど不安で行動できない……。」
そんな時に、あなたをいい方向に導く手助けをしてくれるものがタロットカードです。
そこで今回の記事では、タロットカード節制の意味や解釈について解説。
また、節制のカードが正位置/逆位置で出た場合の意味を場面別に詳しく紹介していきます。
出た時のカードの向きによっても意味が変わるということもタロットカードの特徴の1つ。
本記事で紹介するタロットカード節制も例外ではありません。
タロットカード節制に秘められたメッセージを見つけ出し、あなたの人生をより豊かなものにしてください。
タロットカード『節制』は何を表している?
少し触れましたが、タロットカード節制は大アルカナに属しています。
タロットカードの大アルカナは全部で22枚あり、それぞれのカードにナンバリングされていて順番が決まっています。
そもそも、大アルカナというのは、抽象的な意味のものを具現化する表現技法の寓意画(ぐういが)が描かれているカードのこと。
例えば、「清純」という抽象的な意味を「純白のドレス」に具現化することで表現するというものです。
もちろん、タロットカード節制にも寓意画が描かれています。
まず、節制のカードに描かれている絵柄にはどのような意味を表しているのか見ていきましょう。
『節制』のタロットカードに描かれているもの
天使が2つの杯(さかずき)を持っており、片方からもう片方へと水を移しています。
また、天使が2つの杯の中身を混ぜているようにも見えますね。
この絵柄には「融合」の意味が表されています。
光と影、理想と感情といった相反する2つのものを慎重に融合させる様子を描いているということ。
そして、天使の胸には四角とその中に三角形が描かれています。
これらが意味するものは「安定」と「三位一体」。
三位一体とは、別々の3つが1つとして結びついているといった意味があります。
この絵柄にも「融合」という意味が含まれていますね。
次に、天使の足元に注目してください。
片方の足が湖の水面に、もう片方は地面の上にあります。
水は無意識や未知の可能性を、地面は現実世界を表すことから、「未知の可能性の現実化」を暗示しています。
カード左端の太陽とそれに続く山道は「成功とそれを乗り越える試練」を表し、カード右端水辺のアイリスの花は「自然、環境」を表します。
『節制』に秘められたメッセージ
タロットカード節制が暗示するもの、それは「調和・融合・バランス」です。
天使が注ぐ水と水面と地面の上に置かれた足は「異なる2つの融合」を表現。
ここで言う異なる2つとは、理性と感情が当てはまります。
そして、天使の胸の四角の中に描かれた三角が表している意味の1つが「安定と調和」。
つまり、タロットカード節制には「理性と感情を融合させ自分を制御する」というメッセージが秘められています。
理性と感情をうまく融合することができれば、あなたの人生は充実感に満たされすべていい方向に進むということ。
また、太陽へと続く山道はなだらかで崖や川などの障害物はありません。
自然や環境を表す水辺のアイリスの花と相まって、目標や理想に向けて恋愛・仕事が徐々にいい方向へと進んでいくと解釈できます。
しかし、これはあくまで融合をうまくできている場合のこと。
融合に失敗して、自分勝手な言動をしてしまうなど、悪い結果になってしまいます。
理性と感情の融合とは、度を越さないように控えめにすること。
謙虚さと自己主張のバランスが重要ですよ。
それでは、タロットカード節制が正位置/逆位置で出た場合の意味を場面別に解説していきます。