
タロットカード『16:塔(タワー)』の意味と解釈【恋愛/仕事/結婚】


執筆者占らんど編集部
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記事制作:ポップコーン株式会社
監修者占らんど
タロットカード塔は、大アルカナに属する16番目のカード。
大アルカナの中で最も悪いカードとされているものが塔です。
このカードが出て不安になった方も多いかもしれません。
ですが、タロットカードの意味をしっかりと理解することで、この先どのような行動をすればいいのかがわかります。
そこで今回の記事では、タロットカード塔が表している意味や解釈の仕方を紹介。
また、出たカードの向きによって解釈の仕方が変わることが、タロットカードの特徴の1つです。
もちろん、塔のカードも例外ではありません。
本記事では、正位置/逆位置のよって変わる解釈の仕方を場面別で詳しく解説しています。
そんな悩みを解決に導き、あなたの未来を手助けすることがタロットカードの役割です。
この記事を参考に、タロットカードが示すメッセージを受け取れるようになりましょう。
タロットカード『塔』は何を表している?
先ほども少し触れましたが、タロットカード塔は大アルカナに属する16番目のカード。
タロットカードの大アルカナは全部で22枚あり、それぞれのカードにナンバリングされていて順番が決まっています。
そもそも、大アルカナというのは、抽象的な意味のものを具現化する表現技法の寓意画(ぐういが)が描かれているカードのこと。
例えば、「清純」という抽象的な意味を「純白のドレス」に具現化することで表現するというものです。
塔のカードにも寓意画が描かれています。
タロットカード塔は、高い塔に落ちる雷による神の裁きが下ることの暗示。
タロットカードの中で一番良くないとされている最凶のカードといわれています。
ただ、大アルカナのカード単体でみると正位置と逆位置どちらで出た場合でも、最も悪い意味合いを持つのは塔のカードのみ。
それでは、タロットカード塔に描かれている絵柄の意味について見ていきましょう。
『塔』のタロットカードに描かれているもの
真っ暗な空には雲がが漂い、世俗の象徴といわれる四角柱の塔が天にも届きそうなほど高くそびえ立っています。
この塔は稲妻が天から落ちてきたことにより、まさに今崩れてしまうという様子が描かれています。
この雷の衝撃によって描かれているのは
・塔の頂上に置かれていた王冠が吹き飛ぶ
・建物に燃え上がる炎
・地面に落ちていく二人の権力者
稲妻から飛び散る黄色い火は、ヘブライ文字と大アルカナの数と同じ22個で描かれ、神の力を表すとされる「ヘブライ文字ヨッド」の形になっています。
この絵柄が示しているのは、たまたま落ちたと思われた雷が神による神通力であるということ。
塔の土台をよくみると元々不安定であるかのように見えることから、この悲劇は避けることができなかった運命であるとされています。
おごり高ぶった権力者である二人が作った塔は、神による裁きが下されるということが示されています。
『塔』に秘められたメッセージ
塔のカードは生きている上で必ず直面する予期せぬトラブルやアクシデントのことを表しています。
このトラブルやアクシデントは偶然ではなく「必然」の出来事であり、そこには必然的に起こった理由があるとされています。
その理由とは、忘れられないような出来事を経験することで、メンタルを強くしたり意識を変えてくれたりするきっかけとなるということ。
例えば、時代に合わずやっていても意味がないだけではなく悪影響でしかない因習や特権・差別意識などを断固として変えようとしない人がいますよね。
ここで示されるトラブルというのは、そういった人たちを一掃するような大きな出来事のことを指します。
または、精神的なショックを受けるような経験をすることで意識が変わっていくということもあるでしょう。
つまり、このカードが出た場合、人間の傲慢や欲によるすさんだ考えや行いへの警鐘として災いが引き起こされる暗示であるとされています。